まつもと一箱古本市

信州は長野県松本市で行われる一箱古本市の公式ブログです。

セレクト、あるいは本について語るときに我々の語ること

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 まずは上記の画像を見てもらいたい。

 1、ぜんぶ知ってる。 → まったく問題ないので、まつもと一箱古本市に参加しましょう。

 2、半分知ってる。 → だいじょうぶ、それだけ知っていれば問題ないので、まつもと一箱古本市に参加しましょう。

 3、ぜんぶ知らない。 → すばらしい。あなたの眼前にはまだ見ぬ沃野が広がっています。ぜひ、まつもと一箱古本市に参加しましょう。
 
 冗談はさておき、今回、第1回まつもと一箱古本市のテーマは「SF(サイエンス・フィクション)」です。上記の画像は、取材用にと試しに作成した一箱です。もちろん自分の本棚からひっぱりだしてきた、好きな本ばかりを並べた一箱になっています。個人的に思い入れが強いものもあって手放すことができない本ばかりです。
 一箱古本市に参加するかたには、不要な本を処分するためではなく、好きな本で一箱を作ってほしい、好きな本をアピールしてほしい、出店者の顔が見えるような一箱にしてほしい、と思っています。そのほうがきっと出店者も、お客さんもたのしいし、会話もはずむと思うからです。――でも、好きな本を手放すのはちょっと、と参加を見合わせているかたもいらっしゃるでしょう。そういうかたは在庫確保のために新刊書店、古本屋さんを回ってあらためて本を用意されるとよいかもしれません。一箱のなかに、あなたの本棚を再現してみましょう。準備するだけでも、きっとたのしいですよ。あ、もちろん、テーマにそった本を1冊はくわえてくださいね。それさえ押さえれば、あとは好きな本を箱につめてもらってOKです。
 ちなみに画像の一箱は、ダンボール箱に包装紙を貼りつけた簡素なものですが、木箱、トランク、カゴ、バスケットなど、40センチ四方に収まる大きさならばなんでもOKです。箱に屋号を描き込んだり、ペイントして飾り立てたり、見た目に趣向を凝らす工夫は、どんどんやりましょう。差し込み型の看板を作っておくのもありです。


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 続いての画像は、出店予定の友人の一箱です。友人にどんなふうにセレクトしたのかと訊いてみると、「チェーンの古本屋で読んでおもしろかった本を3分の1と、売れ残っても読める本を3分の1、それに手元にあるダブった本(サイン本含む!)で3分の1」とのことでした。テーマをきちんと押さえつつ、右端のカバーがかかっている本がサイン本だそうです。はー、すごい。こんな感じで本をセレクトしてもらえるとおもしろいんじゃないかと思います。


 というわけで引き続き、まつもと一箱古本市は出店者を募集しております。
 よろしくお願いいたします~。

(まつもと一箱古本市実行委員会)